どーも。家電男児です。
いきなりですが、
「みなさんエアコン内部の掃除されていますか?」
または、「カビの対策はされていますか?」
エアコンの内部はあまり見えない状況なので、定期的に掃除したり、対策をしたりされている方は少ないと思います。
今回、解決したい疑問がこちら
エアコン内部を清潔に保つ方法は?
これらについて詳しく解説していきたいと思います。
【カビ対策】エアコン内部に潜むカビを減らす方法
エアコンを運転させる多くの時期は、夏と冬が大半です。
夏から冬まで、冬から夏までは約3ヶ月くらい間が空きます。
久しぶりにエアコンをつけると、なんとも言えないニオイがするのを嗅いだ経験ありませんか?
それは、エアコンの内部が汚れている証拠です。
また、ニオイの他に吹き出し口の周りに黒い点々がみられることもあります。
人間は怖いもので、初めは「クサい」と感じるものの、時間が経つにつれて感じなくなってしまいます。
「久しぶりにエアコンをつけたから」と思い、そのまま使用し続けていませんか?
それは絶対にやってはいけません。
今気づいた方は、これからやめてください。
前置きはさておき、本題に入っていきましょう。
今回のメインテーマはカビを対策することですが、
・カビの生えたエアコンが運転しているとどんな悪影響があるのか?
・簡単にできるエアコンのカビ対策方法
こんな流れで解説していきます。
なぜカビが生えるの?その原因は?
「エアコン内部になぜカビが生えてしまうのか?」
こんな疑問を解決していきます。
エアコンにカビが生えてしまう原因がこちら
・湿度
・ホコリや汚れ
カビが繁殖しやすい温度
カビが繁殖しやすい温度は、20℃から30℃と言われています。
人が過ごしやすい気温と同じくらいから少し暖かいぐらいです。
夏は、エアコンをつけていなければ30℃近くになる。
冬は、エアコンをつけると25℃くらいになる。
どちらもカビが繁殖しやすい環境となります。
また、春や秋はエアコンを使っていないから大丈夫だと思いきや、そうではありません。
気温としては、20℃前後なのでしっかりと繁殖しています。
久しぶりにエアコンを運転させたときにニオイがするのは、春や秋にも繁殖していたからと考えられます。
なので、期間が空いた後のエアコンは要注意です。
カビが繁殖しやすい湿度
カビが繁殖しやすい湿度としては、65%以上湿度が高い環境であると言われています。
湿度が低くても繁殖はしやすいのですが、65%を超えるとより活発になります。
エアコン内部は湿度が高くなってしまうことをご存じでしょうか?
エアコン内部で熱交換をしているため、温度差が大きくなります。
温度差が大きいと結露のように水分が発生しやすい環境となるのです。
例えば、冷たい飲み物を暖かい場所に置いておくと、コップの周りに水滴がつきますよね。
空気は暖かいところで水蒸気を多く含むことができ、その空気が冷やされると水蒸気から水へと変わります。
これらのことが、エアコンの内部でも起こっています。
なので、エアコンの内部は湿度が高い状態となり、カビが繁殖しやすい環境となってしまいます。
ホコリや汚れはカビのエサ
カビが繁殖しやすい環境は、温度と湿度と栄養とされています。
カビの栄養とは、ホコリやアカや食べカスなどと言われています。
部屋の中にはホコリが多く存在しています。
特にエアコンは、空気を循環させているのでホコリの通り道となっており、フィルターで除去している。
とはいえ、エアコンのフィルターのほとんどは、「大きなホコリが取れればいいか」という程度の性能のフィルターしか採用されていません。
なので、エアコンの内部にホコリは溜まってしまい、カビのエサとなっています。
以上のように、エアコン内部はとてもカビが繁殖しやすい環境です。
では、カビだらけのエアコンをそのまま使用し続けるとどんなことが起こってしまうのか?
エアコン内部が汚れていると人間が受ける悪影響は?
エアコン内部にホコリやカビが多く潜んでいるとどんな悪影響が起こるのか?
・アレルギー性鼻炎
・過敏性肺炎
・皮膚炎
代表的なものとして、以上の疾患が挙げられます。
その他にも、罹患してしまう恐れもあるのでとても恐ろしいです。
これらの4つの疾患に関して簡単に解説していきます。
カビアレルギー
呼吸により口や鼻からカビを体内に吸い込むことにより、せき、鼻水、くしゃみなどを引き起こします。
エアコンをつけてこの症状が出ると風邪を引いたように思われがちですが、実際はカビアレルギーだったと言うことが多いので注意が必要です。
アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎は、花粉症の方はご存じだと思いますが、鼻水や鼻づまり、くしゃみ等の症状が出ます。
鼻の粘膜にカビやホコリ等が付着すると、人の体は異物であると検知し取り除こうとする反応で上記の症状が発症してしまいます。
過敏性肺炎
肺炎と聞くと高齢者が誤嚥してなったりと想像されるかもしれませんが、エアコンが原因で肺炎を起こしかねません。
エアコン内部で発生したカビ(白カビ)は、目で確認できない大きさなので、肺まで到達してしまう怖いカビです。
少し入っただけではすぐに肺炎まではいきませんが、アレルギー症状が前駆症状となり肺炎を呈する恐れがあります。
皮膚炎
皮膚のアレルギー症状で、主にかゆみが出現します。
例えば、家を掃除していてホコリが溜まったところにいると体がかゆくなったりしますよね。
すぐに落ち着けばいいのですが、それが引き金になりちょっとしたホコリやカビに対して過敏になってしまう恐れがあります。
以上のような疾患や症状を引き起こしてしまうことがあります。
これで「エアコンをキレイにしたい」と思われたかと思います。
それでは、エアコン内部をキレイにするまたは、キレイに保つ方法について解説する。
エアコン内部を清潔に保つ方法
エアコン内部をキレイにカビの繁殖を防ぐ方法がこちら
・室内の湿度を下げよう
・運転後は送風運転をしよう
・内部クリーン運転をしよう
・業者に依頼するのもあり
フィルター清掃を定期的にしよう
エアコンの前面から上部にかけてネット上のフィルターが設置されています。
最低でも1ヶ月に1度は、お掃除してあげましょう。
掃除機で吸ってやるのが最も楽ですが、できれば外して水洗いするとより効果的です。
フィルターのホコリやハウスダストを取り除いてやると、カビのエサが不足するので少しでも繁殖を抑制できます。
室内の湿度を下げよう
先ほど結露のお話をしましたが、結露の原因となる湿度をできる限り抑える。
方法としては、除湿機が効果的です。
ですが、コストがかかってしまいます。
なので、市販の除湿剤で抑える。
または、定期的に換気をする。
これらのことで湿度を下げることができます。
近年機密性の高い住宅が増加しており、湿度が逃げにくいので、こまめに換気してあげることをおすすめします。
おすすめの除湿機がこちら
冷たい空気を出してくれるので、夏にぴったりの除湿機です。
衣類乾燥に優れており、梅雨の時期に重宝される除湿機です。
おすすめの除湿剤がこちら
とてもお値打ちだけど、しっかり除湿効果あり。
運転後は送風運転をしよう
暖房や冷房または除湿運転をしたあとは、送風運転をしてください。
送風運転をすることで、エアコンの内部で生じた温度差を縮めてあげます。
温度差が縮まると結露が発生しなくなるので、湿度が上がるのを防いでくれるのです。
目安としては30分から1時間程度、送風運転をしてください。
「電気代がかかるのでは?」
という疑問があると思いますが、送風運転は機種などによって多少の誤差がありますが、1時間あたり約0.3円程度です。
カビが生えるリスクを考えたら、かなりコスパはいいでしょう。
内部クリーン運転をしよう
各メーカーや機種で機能は異なりますが、内部クリーン運転を必ずしましょう。
送風に近い機能ですが、内部洗浄に力を入れているメーカーでは、それ以上の効果を発揮してくれます。
エアコンを購入する際は、内部洗浄機能についてもしっかりとチェックしてください。
例えば、日立なら熱交換機を凍らして水分と汚れを外へ出してしまう機能があります。
また、パナソニックであればナノイーXで除菌、ダイキンであればストリーマで除菌など様々な技術を駆使しています。
業者に依頼するのもありです
「いろいろと考えるのはめんどくさい。」
「徹底的にキレイにしたい。」
という方には、エアコンのクリーニングサービスを利用するのも手です。
お金はかかるものの、かなりキレイにしてくれます。
相場は?
壁掛けタイプのエアコンなら、約1万円程度。
天井への埋め込みタイプのエアコンなら、約1万8千円程度。
【まとめ】エアコン内部に潜むカビを減らす方法
最後にエアコンのカビ対策についてまとめます。
・温度、湿度、ホコリに注意が必要
・エアコンにカビが繁殖していると人体に悪影響を及ぼす
・フィルター掃除は定期的に
・最後は送風運転をしよう
・内部クリーン運転の機能に注目するべし
日頃の心がけでエアコンはキレイに保つことができます。
カビが繁殖していると、健康被害を受けてしまう可能性があります。
特に小さなお子様がいるご家庭やアレルギー症状がある方には、特に注意してください。
まずは心がけと実践してみることが大切です。
以上、家電男児でした。
最後までご閲覧いただきありがとうございました。