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空気清浄機に使われているHEPAフィルターとは?

空気清浄機に使われているHEPAフィルターとは?
家電女子
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空気清浄機を見ていると書いてある”HEPAフィルター”ってなに?

家電男児
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空気清浄機に搭載しているフィルターの種類のことです。

HEPAフィルターについてもっと詳しく解説しましょう。

>>空気清浄機おすすめモデルを厳選!買ってよかったと思える一台を見つけよう

 

この記事では、高性能な空気清浄機のフィルターに採用されることが多いHEPAフィルターについて解説しています。

HEPAフィルターとはどのようなものなのか?といった疑問を解決します。

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HEPAフィルターとは?

HEPAフィルターとは?

HEPAフィルターとは、High Efficiency Particulate Air Filterの略で、空気を清浄することができる高性能なフィルターのこと。

素材は、直径110μm以下のガラス繊維の濾紙でできている。

 

そもそもHEPAフィルターは、1940年代のアメリカ政府の軍事用として、放射性物質の飛散防止を目的に開発されたもの。

放射性物質をキャッチできるほどの性能を持つ必要があることが分かります。

 

また、HEPAフィルターは完全気密の状態であることが重要で、隙間があればフィルターがある意味を成しません。

フィルター自体も耐久性が高いわけではないため、定期的に点検し破損箇所がの有無や気密性が保たれているかをチェックする必要がある。

HEPAフィルターの基準

HEPAフィルターの基準

HEPAフィルターの性能は、日本工業規格(JIS規格)に以下のように定められています。

「定格流量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルター」

このような定義になっている。

 

定義に出てくる”圧力損失”とは何かというと、空気の通りやすさを示す指標のこと。

数値が小さいほど簡単にフィルターを空気が通り抜けられて、逆に数値が高いほど通り抜けづらいということになります。

 

つまり、小さな微粒子をキャッチする性能を保ちながら、風通しのいいフィルターのことをHEPAフィルターと呼びますよ、ということだ。

ただ単に、めちゃくちゃ細かな汚れを取り除くだけではいけないってことですね。

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HEPAフィルターの捕集する仕組み

HEPAフィルターの捕集する仕組み

冒頭でも言いましたが、HEPAフィルターに使われているのは、直径1~10μm以下のガラス繊維濾紙。

この濾紙には、いくつもの隙間があるのですが、何重にも蛇腹折りにして強度と密集度を高くしています。

例えると、空気中のゴミを、障害物が多い長いトンネルをくぐり抜けられないようにしているイメージです。

フィルターの表面積を多くし、微細なチリを「これ以上先へは進ませないぞ」といった構造で、集塵率の高さと通気性の高さを保つ仕組みになっている。

HEPAフィルター交換の目安と注意点

HEPAフィルター交換の目安と注意点

家庭用の空気清浄機のフィルターの寿命は、日本電機工業会のJEM1467規格で以下のようにと答えてられています。

集塵能力としては、空気を清浄する時間が初期の2倍以上になったとき、脱臭能力としては、ニオイの除去率が半分になったときを交換の目安に交換する。

つまり、フィルターの効果が半分になったら交換しましょうということ。

 

とはいえ、半分って目安は、素人目線では分かりませんよね。

なので、風量が弱くなったかも?って思ったら交換した方がいいでしょう。

 

風量が半減してしまうほどひどい状況だと、逆に汚れをまき散らしてしまっている可能性もあるので、できるだけ早めの交換を考えたほうがいいでしょう。

 

フィルターの寿命「10年は嘘か?」

日本の大手メーカーの空気清浄機のフィルター交換目安に、10年と記載されているものが多いです。

本当に10年も使えるの?と疑問に思ったことはありませんか?

実は、普通の環境であれば10年も長持ちしません。

 

日本電機工業会のJEM1467規格で、「フィルターの耐用年数は、1日にたばこ5本分の煙のみを処理した場合」と定義しています。

たばこを1日5本吸っただけの計算になっているんですよ。

 

つまり、ホコリや花粉、カビ、ウイルスなどを除外した環境で10年と謳っているのです。

なので、実際はフィルターの寿命で10年は、不可能というか性能が落ちまくっている状況になっています。

 

“交換目安よりも早めの交換をした方がいい”と個人的には感じています。

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HEPAフィルターよりも高性能な「ULPAフィルター」や「TPAフィルター」とは?

HEPAフィルターよりも高性能な「ULPAフィルター」や「TPAフィルター」とは?

空気清浄機に利用されているフィルターには、いくつか種類があります。

・HEPAフィルター
・ULPAフィルター
・MEPAフィルター
・TPAフィルター

HEPAフィルターとの違いを見ていきましょう。

 

ULPAフィルター

HEPAフィルターよりも高性能なフィルターが「ULPAフィルター」になります。

ULPAとは「Ultra Low Penetration Air Filter」の略。

性能としては、JIS規格で以下のように定められている。

定格流量で粒径が0.15μmの粒子に対して99.9995%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルター。

HEPAフィルターに比べて、ULPAフィルターを採用する空気清浄機は少ない。

ほとんどの空気清浄機はHEPAフィルターを採用しています。

 

MEPAフィルター

HEPAフィルターよりも、基準値が低いものがMEPAフィルターと呼ばれています。

主として粒径が、5μmより小さい粒子に対して中程度の粒子捕集率を持つエアフィルター。

と定義されています。

めちゃくちゃ性能が悪いわけではありませんが、せっかく空気洗浄機を買うならHEPAフィルター以上の性能をもつ空気清浄機を選ぶことをおすすめします。

 

TPAフィルター

TPAフィルターは、アメリカのシリコンバレーで開発された米国特許取得の独自テクノロジーを搭載したフィルター。

電磁場をつくることにより有害物質をプラスイオンに帯電させ、磁石のようにフィルターに汚れを吸着させることで、ウイルスの6分の1より細かい0.0146μmの微細粒子の99.8%の除去を可能にする。

 

つまり、現状で最強レベルのフィルターの性能を誇ります。

日本では、Airdog(エアドッグ)シリーズ「X3s」「X5s」「X8 Pro」で採用されています。

 

また、TPAフィルターは、目詰まりによる性能劣化がほぼ無く、タバコ400本以上の煙を吸引しても性能の低下率はわずか0.2%。

さらに、TPAフィルターは寿命がなく、交換する必要がない。

メンテナンスとして、台所用洗剤で水洗いを要す。

ランニングコストがかからないというメリットが嬉しいポイントの1つ。

【まとめ】HEPAフィルターの真実

  • HEPAフィルターの性能は高い。
  • 基準は、汚れの集塵率と通気性の良さ。
  • 交換目安は、メーカー記載よりも早めの交換をおすすめ。
  • Airdogに使われているTPAフィルターは、怪物級クラス。

空気清浄機を購入する際は、フィルターの種類や寿命に注目してみてください。