どーも。家電男児です。
皆さん知っていましたか?
アレルギーに罹患されている方の人口が、平成23年の時点で2人に1人って発表されています。
ってことは、日本人の半分の人がアレルギー症状で悩まれているということになります。
この記事では、アレルギーと空気清浄機の関係についてご紹介していきます。
空気清浄機はアレルギーに効果があるのか?
空気清浄機はアレルギー症状を軽減できるのか?
結論としては、「軽減できる」としています。
※ご参考程度に考えていただけると幸いです。
アレルギー症状を軽減できる理由
・イオンがアレル物質の一部を抑制・分解
空気清浄機は、主にフィルターの機能とイオン系での効果でアレル物質を抑制して、アレルギー症状を軽減するという仕組みになっています。
それぞれ深掘りしていきます。

フィルターがアレル物質をキャッチ
フィルターが高性能であれば、アレル物質をフィルターによってキャッチできます。
まず空気清浄機のフィルターには、大きく分けてこの3種類があります。
・集塵フィルター
・脱臭フィルター
中でも、集塵(しゅうじん)フィルターの種類に着目してください。
「集塵フィルターが空気清浄機の性能が決まる」と言っても過言ではないぐらい重要なポイントです。
ちなみに、残りの2種類のフィルターを簡単に説明すると
・プレフィルターは、主に大きなゴミ・ほこり・髪の毛等を回収する一番手前に設置している目の粗いフィルターです。
・脱臭フィルターは、消臭成分を含んだフィルターで脱臭を目的としているフィルターです。
集塵フィルターの話題に戻ります。
確実に、この2種類の集塵フィルターが搭載されているものにしてください。
・高性能フィルター
HEPAフィルターは、JIS規格で0.3μmの粒子をフィルターに1回通過させたときの集じん率が99.97%以上のフィルターのことです。
高性能フィルターは、HEPAフィルターより少し性能が低いですが、0.3μmの粒子をフィルターに1回通過させたときの集じん率が95%以上のフィルターのことです。
そこで気になるのは、アレルギー物質の大きさは?
アレルギー物質 | 大きさ(目安) |
花粉 | 20μm~50μm |
ダニ | 0.2~5mm |
カビ菌 | 5〜12μm |
ハウスダスト | 1μm~1mm |
目安ですが、アレルギー物質はこのぐらいの大きさなのでフィルターさえ通過できれば、95%以上は除去できるということになります。
通過できれば、なので…
・通過させるためにどのように空気を循環させるか?
といったところが、とても重要になってきます。
こちらの記事で詳しく説明していますので、ご参考にどうぞ
【空気清浄機の選び方】5つの項目だけ知っておけば失敗しない。
イオンがアレル物質を抑制・分解
数年前より注目されていたイオン。
現在では、さらにパワーアップしています。
使用しているメーカーは限られているので選びやすい。
・ストリーマ:ダイキン
・プラズマクラスター:シャープ
それぞれの詳しく説明している記事はこちら
アレルギーとの関係性についてはどうなのか?
ナノイー・ナノイーX(パナソニック)
(1)ダニ:ヤケヒョウヒダニ
(2)樹木花粉:スギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバ
(3)草本花粉:カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ、ヨモギ
(4)真菌:アルテルナリア、アスペルギルス、カンジダ、マラセチア
(5)動物:ネコ(フケ)、イヌ(フケ)
(6)昆虫:ゴキブリ、ガ
引用:パナソニック
これら17種類のアレルギー物質を分解できたと報告されている。
ストリーマ(ダイキン)
カビ・ダニ(死骸)を分解することを実証
カビを除去することを実証
ダニ(フン・死骸)を除去することを実証
花粉+排ガス+PM2.5を同時に分解し、アレルギーを起こす強さを92.4%低減
引用:ダイキン
分解から除去までできてしまう素晴らしい結果を残している。
プラズマクラスター(シャープ)
一般家庭で繁殖するカビの約80%を占める5種類のカビに対して、「胞子の発芽と生長」を99.9%以上抑制するなど、生育ステージ別に抑制効果を発揮することを実証。
浮遊しているカビの一種であるアスペルギルス・フミガタスの粗アレルゲン中の主要なアレルゲンの低減効果を有することと、アスペルギルスのアレルギー患者の血清中のIgE抗体に対する反応性を抑制させることを実証。
通年性アレルギー性鼻炎の主な原因である浮遊ダニアレルゲンを大幅に分解・除去し、主症状である鼻づまりを顕著に緩和する効果があることを、ヒトにおいて実証。
引用:シャープ
シャープでは、アレルギー症状との研究にも力を入れており、アレルギー物質を抑制することによって症状も軽減されていることが分かる。
どのメーカーも「OHラジカル」というイオンが元となっている。
よって、イオンを搭載している空気清浄機は、アレルギー症状の軽減ができると言える。
空気清浄機がアレルギーを助長してしまうパターン
空気清浄機を使用するにあたって気をつけないといけないことがあります。
・加湿機能搭載の空気清浄機
フィルターの清潔管理
フィルターの管理に関しては、先ほどご説明したようにフィルターにはアレル物質を回収するという大きな役割があります。
その役割を果たすには、清潔に保つ必要性があります。
ポイントは2つ
「1週間に1度は、掃除機でフィルターを吸引する」
「定期的にフィルターを交換する」
これらを怠ると逆にアレル物質を部屋中にばらまいてしまうリスクがあるので、定期的なメンテナンスをしましょう。
加湿機能搭載の空気清浄機
加湿機能付きの空気清浄機には、注意が必要です。
理由としては、非常にカビが繁殖しやすいから。
加湿をしないときでも空気が加湿フィルターを通るので、清潔にしていないと知らず知らずのうちにカビ菌をばらまいてしまっています。
どう気をつければいいのか?
加湿機能を使用する際の注意点。
・毎日の水替え
・最低2日に1回の水が溜める部分の清掃
・最低1週間に1度の加湿フィルター清掃
かなり手間がかかりますが、もし加湿を使用するのであればこのぐらいはしないと清潔に保つことができません。
アレルギー対策におすすめの空気清浄機3選
ハウスダスト、花粉などのアレル物質に強い空気清浄機をご紹介します。
【パナソニック】加湿空気清浄機「F-VXT90」
特に花粉に強い空気清浄機。
床上30cmに溜まりやすい花粉を回収しやすいように設計。
独自の気流でしっかりと空気清浄機を通過するようにコントロールしている。
さらに、高濃度ナノイーXでアレル物質を分解・除去し、キレイな空気に。
日本アトピー協会にも推薦されているので間違いない。
【ダイキン】加湿ストリーマ空気清浄機「MCK55W」
ダイキン独自のストリーマ技術を搭載し、花粉・ニオイ・菌・ウイルスを分解、除去する空気清浄機である。
価格的にもお求めやすい価格設定である。
コスパの高いアレルギー対策に効果のある空気清浄機だ。
【ダイソン】Dyson Pure Hot + Cool™ 空気清浄ファンヒーター
ダイソンの空気清浄機はフィルターが優秀。
0.1μmもの微粒子を99.95%集塵する。
フィルターであれば業界最強となっています。
フィルターは約1年に1度の交換が推奨されているが、それだけ清潔に保てるということにもなる。
【まとめ】空気清浄機はアレルギーに効果がある
おさらいしていきます。
空気清浄機はアレルギー症状を抑えてくれる理由は2つ
(HEPAフィルターまたは高性能フィルターを推奨)
・イオンでアレル物質を分解
(ナノイー、ストリーマ、プラズマクラスター等)
あとは、加湿機能付き空気清浄機は注意が必要。
これだけ抑えておけば、アレルギー症状で悩んでいるときに「どんな空気清浄機を購入すればより効果的なのか」が把握した上で選ぶことができます。
ぜひ参考にしていただけると幸いです。
以上、家電男児でした。
最後までご閲覧いただきありがとうございました。
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